■ 第二次楽園波。

なんか長い一日だった。
勉学、遊び、労働、全力で興じたぜ。

一夜明けて。

ここ数週間に起こったことを初めてちゃんと人に話した気がする。
だからちゃんと言える気がする。
多分後悔しないよ。
どっちが大切か、もう見えたんだ。
一番大切なもののためなら、二番目以降は喜んで切り捨ててやる。
でも、手段は選び間違えないように。

新しい話を聞いて、
あたしはまた自分の辿ってきた道を恐ろしく思った。
どこまでが優しさなのか。
夢で見たこと、
今度は伝えようかな。
あ、理由の話も。
意外と時間がないんだ。
また贅沢になりそうな自分が怖くて仕方ない。

あたしのすることに関心なんてないと思ってた人が、
あたしが必死になってした小さな行動によって、
頬を僅かに赤らめたり、
ちょっとルンルン気分になってたと聞いて、
笑いが止まらなかった。
それは待ち合わせの話を聞いた時の如く。
温かい涙が止まらなくなる。