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ボケボケ乙女な、ねねのブログ、第二章。
+いらっしゃいませ。
+今日もまた特別な日に。
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HN:
ねね
年齢:
36
性別:
女性
誕生日:
1988/06/25
職業:
大学生
自己紹介:
100番目のお客様  咲 さん
+お砂糖まみれ。
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+携帯でお砂糖細工。
+管理人のおうち。
+秘密基地。
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「重ねて見てただけかも知れないな」

あの日と違う河原で、
朝日が映る水面を見てた。
本当はそこにいたかったけれど、
冷たい朝風がそれすら許さなかった。
熱が出たらまた辛いでしょう?
重ねるでしょう?
重ねて重ねて見えなくなるでしょう?

力が抜けた。

声のする方向も、
追い掛けた後ろ姿も、
あたしでよかったって笑う顔も。

あたしに歯車を与えているんでしょう?
とっくに狂ってしまったよ。
信用なんてしないで。
順風満帆な振りだからさ。
本気で嬉しそうな顔しないでよ。
「ここが一番幸福よ」
ねぇ、重ねてるだけだって。

嘘吐きはあたしだ。
嘘一つ吐けないのもあたしだ。
騙せないから。
あたしは嘘吐きですって言う。
どれが本当だかわからなくなる。
知ってる、ってずるいよな。

待ってたんだよね。
だから残しておいたんだよね。
いつでも帰って来られるように。
理解ってるよ、本当は。


物語の最終回は綺麗だけれど、
登場人物はその先も生きなきゃいけない。

あたしはその赤い風景に。
気付けば涙が頬を伝っていた。
どうして泣いているの?
笑えたから。
いつだってそう。

いっそあなたになりたいって思った。
そしてあたしに教えてやるんだ。
いかに酷いかってことをさ。
そしたら笑えてきて、
何時だか感覚を失くした空にまた少し泣いた。
ふらついた足で明日を始めなきゃいけない。

それでも生きなきゃ。
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