■ シュガーコーティング。

冗談が冗談じゃない色に変わる頃。
嘘が現実に変わる頃。
呼び名が残像すら染める頃。
自分の生き方への「自信が点滅する」
元々全く自信持って生きてきたわけじゃないけど、
それに対して後悔とかその類とは無縁だと思ってた。
きっと過去を悔やむことで今の自分を肯定したり出来るから。
逆に過去を讃えて今に葛藤するのなんて得意技だ。
今は立ち止まってる。
出会うためにはこれじゃいけなかったんだ。
事実を変える力がないのなら。
流れに身を委ねてみたって。
自分で見てた光にこの手で幕を下ろすぐらい許されるかな。

造った理由がまた一つ消えた。
懐かしくて狂いそうだった。
狂わなかった。
バリアも造ったから。
これ以上望まないように。
暗示をかけるのなんて容易だ。

恐らく一番長い時間を正気で過ごした。
その後すら演技に思えるのが強がりのようで虚しい。
どっちが暗示でどっちが真実か。
自分の思想を口に出したら何て言われるだろうね。
奇跡をまた期待するのは的外れ。
引っ掛かる言葉はまたいくつか増えたけれど。
もう一度肯定されれば涙が戻ってくる。
壊して。
壊さないで。
壊して。
壊して。

どうか幻の言葉でいいから抱き締めて。