■ リハビリ。

かつて。
思い出と共に封印した曲があった。
いい思い出じゃない話。
それを聴けるようになったのは、解決したのは、時間だった。
今、しまっている曲がある。
時間が流れるまでしまっておこうと思っていた。
それじゃ変われないと気づいた。
自分を縛りつけて曲を流した。
目からどんなに水がこぼれても、
心が呼吸を妨げるぐらい疼いたって、
体を動かさないように。
止めてしまうことのないように。
わかんないけど、何も起こらなかった。
起こらなかったけど…
景色が滲んだ。

最近、季節柄のせいか、自分の思想に驚いたりします。
強い。
今度会う時はどんな顔が出来るかな。
あたしは変わったって言われるか、
変わってないって言われるか。
楽しみな気持ちも何割かあるんだ。
強くなりたい。
優しくなりたい。
寂しい顔してたら迎えに行くよ。
腕一つで守れるよ。
それを否定してくれるなら。
ただ、弱い部分に引っ掛かって仕方ないのです。
あの人の瞳には何がどう映っているのか。
これでも心配でおかしくなりそうなのです。
言われた通り見えてないのなら、
あたしも責任の一端を背負うべきなのです。
泣きを見るのは誰なのか、怖くて堪らないのです。
あたしは正直、見えてないんじゃないかと思う。
それを見せる必要の有無に悩まされる。
それで犠牲になることないなんて言われたって、
あたしは犠牲だなんて思っちゃいない。
あたしも苦しいんだ。
あたしだけでもないんだ。
どんな表情で生きれば救われるんだろう。
どうすれば大切な人を全て救えるんだろう。